プロメテウス(リドリー・スコット、2012)
見てきました。なんか評判悪いらしく上映終わりそうなので、慌てて上映館探して2D字幕で。
ストーリーが雑でつながり悪かったり、伏線回収無しに終わっちゃいますが、見終わってみればエイリアンシリーズのお約束はきっちり押さえられていて、リドリースコット好きとしては納得です。PG-12指定されるくらいグロいので、好きで無い人には到底勧められません。
エイリアンシリーズの様式美。
- アンドロイドの首がもげる
- 武器は火炎放射器
- 人間の体内で大きく成長
- 大企業の陰謀
これらのお約束はエイリアンシリーズ好きにはたまらない。が、シリーズに馴染みのない人には意味不明かつ説明不足で不親切な部分もあり、「金返せ」的評価につながっていると思われます。
一方、プロメテウスでの新機軸。
- 地球人がエンジニアと呼ぶおっきい異星人(とても凶暴)
- イカ(とても凶暴)
- 人間がゾンビ(とても凶暴)に変身
- 暗くてじめじめの屋内から広々としたアウトドア
過去のシリーズでは残酷なシーンは暗さなどで不明瞭にしてましたが、本作ではグロいシーンがくっきり。PG-12もうなずけます。怖いんだけど笑っちゃうシーンや登場人物の意味不明行動など、全体的な雰囲気は「遊星からの物体X」(ジョン・カーペンター、1982)にちょっと似てるかな?